エネルギーワーク研究所が
実践する理論
theory
自分のなかの矛盾を解消するためには、「どこで、どのように矛盾が生じているのか」を突きとめることが必要です。その際有効なのは、「心」から「現実」までの流れを、段階を追って整理していくことです。「心」が「意識」をつくり、「意識」が「行動」をつくる。「行動」は「習慣」になって、知らないうちに「現実」を定めてしまう。この流れのどの段階で、どのように矛盾が生じているのか、しっかりと見定める必要があります。
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【心】
心は天気のように、雨になったり、曇ったり、晴れたりします。この心のありようによって、その時々の「考え方」や「感じ方」までもが左右されます。
どんな人の心にも、光と闇の両面が存在しています。闇の側面は、自分本位で快楽主義的。いつも「満たされない」ことへの不安におびえています。心が雨の状態のときに強まるのが、この暗い側面です。
心のなかにある光の部分は、いつも満たされて、どのような状況もポジティブに切り替えていける部分です。心が晴れているとき、この明るい側面が活性化します。
晴れているときの心のあり方を、日常の考え方といった「意識」の部分へと根付かせていくことが、望む現実を引き寄せる最初の一歩です。 -
【意識】
自分のなかに、矛盾する考えや感情が生じることがあるでしょう。不思議なことに、「わたし」というものは複数の意識から成り立っているのです。
日常のなかで、「今日は○○を食べよう」などとはっきりとした形で浮かんでくる表層意識。また一方で、心の底では「○○を食べたら太って嫌われる」とおびえる潜在意識が働いているかもしれません。
その他、遺伝子や細胞のレベルでの欲求や衝動から、意識がつくられていることもあります。また、「なんとなくこうなる気がする」という直感や予感に導かれ、自分の行動が定められることもあるでしょう。
自分でも気づかない、複雑な「意識の発生源」を一つひとつ突きとめ、解きほぐしていくことが、軸の通った「わたし」をつくるための大切なステップとなります。 -
【エネルギー状態】
エネルギー状態は、「心」と「意識」の状態をもとに形成される、心身の総合的な状態のことです。「今日はなんだか調子がいいな」というときには、晴れた心とくっきりとした意識が、望ましいエネルギー状態をつくっているのです。
このエネルギー状態は、個々人によってそれぞれ異なる様相を呈します。それは「意識」や「心」の状態が、一人ひとり違い、それによって外側から受ける影響も一人ひとり違うからです。
エネルギー状態の変化は、「心と意識」の側(内的要因)によるものと、自分の外からの影響(外的要因)によるものがあります。「よくない状態」を改善するには、それがどの要因によるものなのかを分析し、心と意識、外的環境を見直していくことが重要です。 -
【流れ】
流れというのは、一般的には「運気」と呼ばれているものです。「運」というのはしばしば「偶然のたまもの」とみなされますが、実際には「運ぶ」という字のとおり、エネルギー状態からおのずと引き寄せられるものなのです。
この「流れ」は、エネルギー状態が現実へとつながる過程にあたり、諸々の因果が働きあっている部分です。カウンセリングによってこの「流れ」の状態を把握し、行動の時期を見極めることが、望む現実化を引き起こすポイントです。 -
【現実化】
いま目の前にある現実は、ただ偶然生じたのではありません。ここまでの段階で見てきたように、心と意識、そこから生じるエネルギー状態が、流れに乗って現実となるのです。
一つの現実は、自分自身の内側にある要素、また自分自身を取り巻くさまざまな要素によって形成されています。エネルギー状態を構成する心のあり方、意識のあり方を見つめなおすことで、望む現実を創り出すステップがはじまります。